御本殿(改修中)
1,100年以上の歴史ある
天神信仰の聖地
道真公の御墓所の上に創建された太宰府天満宮の御本殿は、「菅聖庿(かんせいびょう)」と称えられ、天神信仰の聖地そして全国天満宮の総本宮として大切に守り伝えられています。 現在、菅原道真公1125年太宰府天満宮式年大祭記念事業の一つとして、124年ぶりの大改修を行っております。
仮殿
期間限定で天神さまが
過ごされる特別な仮殿
約3年間という御本殿大改修期間に限り、御神霊(おみたま)が御本殿からお遷りになる場所として、建築家・藤本壮介氏の設計で、御本殿前に特別に建てられました。神事やご祈願、ご参拝の場所は仮殿となります。
楼門
御本殿へと至る
堂々たる佇まいの二重門
道真公の曽孫である菅原輔正(すがわらのすけまさ)によってはじめて造営され、幾度かの焼失の後、戦国時代に石田三成が再建。現在の楼門は大正3年(1914)に建てられたものです。
御神牛
道真公と深いご縁がある
神様のお使い
太宰府天満宮の境内には、全部で11体の御神牛像がご奉納されています。牛が道真公とご縁が深く、天神さまのお使いとして大切にされてきたことに由来しています。
大樟
樹齢1,500年を超える
天満宮を見つめてきた大樟
太宰府天満宮では、大小100本あまりの荘厳な樟によって、天神の杜が形づくられています。なかでも大樟は樹齢1,500年を越え、国指定天然記念物に指定されています。
天開稲荷社
赤い鳥居が映える
九州最古のお稲荷さん
御祭神として、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)をお祀りしています。名前の通り、天に道が開け運気がぐんぐん上昇するといわれ、広く信仰を集めています。
筆塚・包丁塚
大切に使われた道具に
感謝し、納める場所
筆塚には、書の神様と称えられた道真公に因み、書道や学問の上達を祈念して古い筆記具を納めます。包丁塚には古い包丁を納め、鳥獣魚の霊を慰めます。
菓祖 中島神社
お菓子の神様をお祀りした
全国でも珍しい神社
お菓子の神様である田道間守命(たじまもりのみこと)をお祀りしています。お菓子の神様として製菓業を営む皆様からご崇敬を集め、毎年春と秋に祭典を執り行います。
手水舎
霊峰宝満山から
切り出された一枚岩の手水鉢
昭和9年(1934)にご奉納された、宝満山の一枚岩でできた手水鉢です。その中央には、大きな神亀が彫り込まれています。ご参拝の前にこちらで手口をお清めください。
麒麟像・鷽像
江戸時代にご奉納された
天神さまとご縁ある動物像
手水舎側にあるブロンズ製の麒麟像と鷽像は、嘉永5年(1852)に、博多の商人たちによって制作、ご奉納されたもの。いずれも県の文化財に指定されています。
楓社
道真公の正妻である
宣来子様をお祀りする
道真公の正妻、宣来子様(のぶきこさま)をお祀りしています。明応7年(1498)以前の創建であると考えられ、夫婦円満、安産、子宝の神様として信仰されています。
絵馬堂
九州に現存する
最大最古の絵馬堂
文化10年(1813)、奥村玉蘭の発願によって建てられた、九州に現存する最大最古の絵馬堂です。様々な時代の人々の願いが込められた絵馬がご奉納されています。
祖霊殿・御霊舎
ご先祖様の御霊
をお祀りする
ご先祖様の御霊(みたま)が安らかであるよう、神道の伝統にのっとった祭祀を行います。天神の杜に囲まれた清らかな環境で、永久に御霊をお祀りいたします。
志賀社
海の神様をお祀りした
境内で最も古い御社殿
海の神様である綿津見三柱神(わたつみのみはしらのかみ)をお祀りしています。長禄2年(1458)に立てられた御社殿は、和様・禅宗様・大仏様の三つの建築様式を併せ持つ、美しい工芸品ともいうべき国指定重要文化財です。 現在、菅原道真公1125年太宰府天満宮式年大祭事業の一つとして、保全修理工事を行っております。
浮殿
水面に御社殿が映る様子から
名付けられた浮殿
御社殿を囲む水面に、建物の姿が映ることから「浮殿」と名付けられました。秋の神幸式大祭では、道真公の御神霊(おみたま)を遷した御神輿がお休みする御旅所です。